私がマニエラにオープンデスクに参加した理由は、自分が将来建築のどの分野で働きたいかを定めたい、という想いからです。今回一ヶ月間行かせて頂いた間に、模型を3つ、現場見学には4つ行かせて頂きました。
模型製作では刃の進め方や、入れ方のアドバイスを頂きました。人に見せるにあたっての綺麗に模型を作る技術を教えて頂いたことはもちろんですが、仕事をする上でお施主さんに見せるには、図面ではなく模型が1番イメージが湧くものであり、より実際に施工される通りの綺麗な模型をつくる大切さを知ることができました。今回お施主さんの前で実際の位置決めや軒の出具合などを製作した模型を使って相談され、その時に模型のつくり直しをすることがあり、よりその意味を深く感じることができたと思います。私自身も図面を読み取り、形にしていくということは苦手でしたが、マニエラのスタッフの方々に優しく教えて頂き、どう施工工程が進められていくのか、住宅での人の動線の運び方、部屋の広さ、壁の厚み、窓の位置などを少しづつ摘み取りながらでも学ぶことができたと思っています。
現場見学では芦屋のコンクリート基礎工程、御影の現地調査、高槻の施工中の家、東灘区の地鎮祭に連れていって頂きました。現場見学は初めてでしたので、大学の教科書に載っていることを目の当たりにでき、実際に施工されている、建てられているという現実味を凄く感じることができたと思います。1つ1つの正確さ、おさまり、こだわり、そして多くの人のもとできている建築という仕事に対して素晴らしいものだと身に感じることができました。
オープンデスク生として今回運が良く、模型製作した物件の地鎮祭に連れていって頂き、お施主さんともお話させて頂き、見学以上のことができたのは大きなことだと思います。笑顔でオープンデスク生の私にも家を建てる楽しみや住み始めてから行きたい所などを話して頂き、実際にコミュニケーションをとる大切さを知ることができました。お施主さんと設計側がコミュニケーションを多くとり、疎通ができるほど良い住宅ができるのではと思いました。
今回マニエラでオープンデスクに参加したのは自分が将来建築のどの分野で働きたいかを定めたい、という想いからでした。私が思っていた以上に人と人の繋がりが強く、細かく、大変な仕事だなと感じました。オープンデスク生として少しでもデザイン事務所で感じること、できることを基準とし、これからの選択に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。,