私は今回、インターンシップで私の夢である建築家の方々がどのような過程を経て設計を行っているのか、また事務所内や現場での作業、そして雰囲気などを感じたいと思いこのプログラムに参加いたしました。
12日間という限られた期間で多くのことは出来ませんでした。しかし、様々なことを学ぶことができました。模型作りでは開口部の開け方やカッターの刃の入れ方という初歩中の初歩で普段は全く気にせず作業をしているところをはじめから丁寧に教えていただきました。また、実施模型を作る際には模型作業時にあそこまで図面との整合性を確認しながら作業をするというのが初めてだったため新鮮味のあるものでした。また、現場見学ではRC造、S造、木造という代表的な3つの構造体の住宅に行かせていただきました。それぞれ進行もバラバラだったために、どの現場もこなしているステップが異なり、違う視点で見ることができたのではないかと思います。木造やRC造での設備のための穴の作り過程の違い、それぞれの構造体によっての空間の在り方、また授業では習っていない細部の仕上げ方、設計者の工夫などや実施図面からでる多くの情報量が現場には集約されておりどの現場も魅力的なものでした。
実際の職場や現場に訪れることで多くのことを知れたかと思います。授業で扱っているようなスケールを扱う場面もあればさらにその数倍のスケール行われるやり取り、初めてみる住宅の実施図面にある多くの情報量にどこを見れば的確な情報を得ることが出来るのかすぐにはわかりませんでした。
最後にこのインターンを通して住宅設計の過程や面白さ、法規的なもの縛られながらもいかに納得のいくものにするのか、そして設計事務所が実際はどのような場所でどのような雰囲気か、断片的ではありましたが大変多くのことを学び、肌で感じることができ、良い経験になりました。,