兵庫県西宮市の建築事務所:マニエラ建築事務所

OPEN DESK 体験レポート

兵庫県立大学 環境人間学部 S.Mさん2017.9.4~9.16
約二週間の間マニエラ建築設計事務所にお世話になり多くのことを学ぶことができました。
まず一つは、複数人での作業の難しさでした。大学では基本的に自分の描いた図面から模型を一人で作成することしか経験がなかったのですが、今回のオープンデスクでは他人の描いた図面を読み取り、それを一緒に作業をしている人につたえなければいけなかったので、図面を正しく読み取る力とそれを言葉で正しく表現する力の必要性を学べました。こういった力は自分の図面をしっかりと理解することや、施主や大工の方々とコミュニケーションをとる際にも必要な力だと思うので、大学で一人で課題を行う際にも意識して取り組みたいと思います。
二つ目は、時間配分や力の配分を考えて模型を制作することです。やはり大学の課題では提出できれば良いという風潮がどうしてもあるので、その場しのぎの完成度にムラのある作品が少なくありませんでした。しかし今回は模型は提出するために作るのではなく、施主であったりコンペの担当者であったりと、人に対してその作品のイメージを伝えるためにつくるという点を再確認できました。そのために作成前からどの部分に時間や力をかければ、一番伝わる模型ができるだろうかということを考えて動く重要さを学ぶことができました。この考え方を活かして、限りのある時間、体力の中でただがむしゃらにがんばるのではなく、効率よくベストを尽くすことができるようにしたいと思います。
三つ目はやはり現場の雰囲気を間近で学ばせていただいたことです。まだまだ勉強不足で見るべき場所をしっかりと分かっていないなりにですが、図面や模型でみたものと現場の違いを感じることができたと思います。個人的に一番大きな違いだと思ったのは、実際の土地に建物が建っているのを見ることで、周囲の景色との調和であったり、寒暖や日差し、風通しなどの自然環境であったりとの、建物との関係を感じることができるという点で、とても視野の広がった良い経験でした。
これらのことを学ぶことができたのは、期間中マニエラの皆さんにオープンデスク生であるにも関わらず、気軽に接していただいたり、こちらからの質問も丁寧にこたえてくださったりしたことが大きかったと思います。
本当に学びやすい、非常に溶け込みやすい雰囲気をつくってくださり二週間本当に楽しんで学ぶことができました。
短い間ではありましたが、本当にありがとうございました。,
神戸松蔭女子学院大学 K.Mさん2017.8.21~9/2
まず、三ヶ所のそれぞれ建築構造の異なる現場に連れて行ってくださり、建設中の現場を見れる、またと出来ない体験ができたことはとても勉強になりました。
自分が設計したものが少しずつ人の手で形になり、実現する面白さを見ることができました。2週間、ひとつのことを任せて頂けたのは有難いことでしたが、自分の実力不足が原因にはありますが、模型だけでなく他のことにも挑戦できたらもっと良かったなとも思います。
人見知りをしてしまいたくさんご迷惑をおかけしましたが、親切に丁寧に教えてくださり、2週間大変お世話になりました。
とても良い経験となりました。本当にありがとうございました。,
大阪工業大学 建築学科 A.Mさん2017.8.7~8.25
私は今回、インターンシップで私の夢である建築家の方々がどのような過程を経て設計を行っているのか、また事務所内や現場での作業、そして雰囲気などを感じたいと思いこのプログラムに参加いたしました。
12日間という限られた期間で多くのことは出来ませんでした。しかし、様々なことを学ぶことができました。模型作りでは開口部の開け方やカッターの刃の入れ方という初歩中の初歩で普段は全く気にせず作業をしているところをはじめから丁寧に教えていただきました。また、実施模型を作る際には模型作業時にあそこまで図面との整合性を確認しながら作業をするというのが初めてだったため新鮮味のあるものでした。また、現場見学ではRC造、S造、木造という代表的な3つの構造体の住宅に行かせていただきました。それぞれ進行もバラバラだったために、どの現場もこなしているステップが異なり、違う視点で見ることができたのではないかと思います。木造やRC造での設備のための穴の作り過程の違い、それぞれの構造体によっての空間の在り方、また授業では習っていない細部の仕上げ方、設計者の工夫などや実施図面からでる多くの情報量が現場には集約されておりどの現場も魅力的なものでした。
実際の職場や現場に訪れることで多くのことを知れたかと思います。授業で扱っているようなスケールを扱う場面もあればさらにその数倍のスケール行われるやり取り、初めてみる住宅の実施図面にある多くの情報量にどこを見れば的確な情報を得ることが出来るのかすぐにはわかりませんでした。
最後にこのインターンを通して住宅設計の過程や面白さ、法規的なもの縛られながらもいかに納得のいくものにするのか、そして設計事務所が実際はどのような場所でどのような雰囲気か、断片的ではありましたが大変多くのことを学び、肌で感じることができ、良い経験になりました。,
大阪工業大学 建築学科 H.Kさん2017.8.7~8.25
今回のインターンシップでは、模型作りや現場視察、スライド会、納涼会といった様々なスケジュールで貴重な体験をさせていただきありがとうございました。現場視察では多くの職人さんがいて、その人たちとのコミュニケーションが大事であることを学びました。模型作りでは、具体的には開口部の切り込みがはいっていないか、接着面の丁寧さなど、学校で指導されていないところまでアドバイスを下さり、今後の模型作りの参考になりました。技術的な面も建物を考えていくうえで重要だが、それ以上に予定通りに進めていけるよう、スケジュール管理をすることが大切だということを学びました。でも、スタッフ皆さんの仕事の様子を拝見させていただくと、仕事をしていくうえではスケジュール通りには物事は進まず、常に修正や追加作業を行っており、仕事の大変さをじかに感じることができました。それと同時に建築を考えていくうえでのやりがいもみつけることができました。それらは今後の学校生活や就職活動などの方向を決めていくうえでのきっかけになりました。12日間という短い間でしたが本当にありがとうございました。,