月別アーカイブ: 2014年4月

いすのはなし

椅子好きなので、好きな椅子の話を3つほど。

僕がはじめて興味をもった椅子は、カルテル社から発売されているA・チッテリオの「DOLLY」でした。

 

dolly

 

横にスタッキングという発想や、シャープなフォルムに一目惚れして購入。搬送費が惜しくて梱包のダン

ボールを抱えて電車で持って帰ったことを思い出します。

また、室内外を問わず利用可能なところも気に入っていて、スタイリッシュさと機能性を兼ね備えた秀作

です!

 

 

Plia chair

 

次にこの椅子は、1969年にジャン・カルロ・ピレッティによって生み出された名作です。

第2次インテリアブーム以降、インテリアショップなどでよく見かけるようになりました。

8年程前に購入したのですが、今でも見ていて飽きません。かなりクールだと思います。

「Plia chair」は、折畳み椅子の原型と言われていて、その洗練されたスタイルは今日でも錆びれることな

在感を発揮しています。

もちろん見た目のみならず、機能面においても秀逸なデザインとなっていて、折り畳んだ状態ではハブの

部分が僅かに出っ張るだけで、その厚さ4.5cm!

現在、世に出回っている同類のものに比べても、かなり薄いですよね。

座っても、折り畳んでも絵になるこの椅子。

―名作と呼ばれる所以ですね!

 

 

 

three regged shell

 

最後に、3本脚の優美なフォルムを持つ「Three Legged Shell Chair」。

ミッドセンチュリーの時代背景を受けて、積層合板で作られたH.ウェグナーの代表作のひとつです。

量産化がなかなか難しかったらしく、過去何度も製品化を見送られていました。そして、10年程前にやっ

と世に出た逸品です。

現在は数種のバリエーションが展開されていて多様な表情を見せてくれています。

ウェグナー自身も、この原型となる試作品(アームやヘッドレスト付のかなり大ぶりのもの)を実際に使用

していたそう。

個人的に、アーロンチェアと並んで最も欲しい一脚です。

椅子は、実際に使ってみて身体で座り心地を記憶し理解するものだと思うので、職業柄出来るだけ多く

の椅子を所有して、試してみたいと思っています。

 

ただ、高過ぎるのでいつ購入できるかは未定ですが。。。

お花見

先日、毎年恒例のマニエラ建築設計事務所お花見をしてまいりました。事務所から、歩いて五分くらいのところに、穴場(?)があります。Exif_JPEG_PICTURE去年も一昨年も、なかなか時期が合わず、少し散り始めた状態での開催ばかりだったのですが、今年はこの通り、見事に満開です。

事務所のスタッフ以外にも、ゲストをお招きしましたが、予定日が雨天となりそうだったので、急遽日程を変更してしまいまして、申し訳ありませんでした。そのせいでご参加いただけなかった方も・・・すみません。

 

普段の忙しい日々を少しだけ忘れて、お昼から、お酒とお花見弁当をいただきました。

皆さんの楽しそうな姿をご覧下さいIMG_4244のコピー

IMG_4151二人の建築家の語らい。お酒を飲みながら、何をしゃべっているのでしょう。

Exif_JPEG_PICTURE遊具ではしゃぐいい大人達(笑)。たまには童心に返るのもいいですね。

Exif_JPEG_PICTUREこの木、水平方向に太い枝を伸ばしすぎて、二つの二脚鳥居支柱を使って支えています。日本庭園の松なんかでは、作庭家の意図した方向に枝を伸ばさせているのを見かけますが、これは、意図的ではないですよね。自ら不可能な方向に進んでいったのか。桜よ。

Exif_JPEG_PICTUREこんなかわいいゲストも来てくれました。

 

花見①最後はみんなで記念写真。

Exif_JPEG_PICTURE

もうそろそろ、桜は散ってしまいな頃ですが、みなさん今年はお花見されましたか?