栃木の建築(2)

引き続き、隈研吾さん設計の石の美術館へ。

 

大正から昭和初期に地元産の芦野石で建てられた石蔵をリノベーションした建物、

また、同じ芦野石を使用した総石造りの建物が併設した美術館です。

来る途中の道のりにも同じような石蔵が数多く残り、独特の街並みを感じられました。

 

この日は寒さのため凍っていましたが・・・

水面と石造りの建物が美しかったです。

 

石蔵をリノベーションした珍しい和室です。

壁と柱が石造りでできていて、繊細な柱がとても印象的できれいでした。

他にも隈さんが各プロジェクトで採用されている石のディティールがたくさん見られたり、

石の勉強や体感できる美術館なので建築以外にも楽しんでいただけると思います。

 

旅にはグルメ!!!

ということで近くには創業300年続く老舗のうなぎやさん、丁子屋へ立ち寄りました。

有名な芸能人も数多く来られており、ちなみに隈さんの写真もありました。

もちろんうなぎはとてもおいしかったです。

 

続いて、中村拓志さん設計の録ミュージアムへ。

 

こちらはメインの道路から少し入ったところに位置し、

ちょこっと立ち寄れるカフェのような場所でした。

 

木と人が寄り添う建築。

コンセプトが明確に感じ取れる建物です。

 

この建築では入口をくぐってはいるのも楽しみのひとつです。

少しドキドキします。

 

内部は柔らかな光が降り注ぎ、全体が曲線を描いているため圧迫感もなく

ゆっくりとくつろげる空間となっていました。

また、オーナーさんがとてもご親切なかたでお話まで聞かせていただきました。

 

最後は宇都宮名物、ぎょうざを3種類いただきました。

 

栃木の建築(1)

栃木県に行ってきました。

宇都宮→馬頭広重美術館→石の美術館→録ミュージアム→宇都宮へと巡ったのですが

同じ那須郡でもかなり遠く各移動時間にレンタカーで1時間は山道をぐるぐるとまわり、

移動時間だけでも4時間はかかりました。

 

隈研吾さん設計の馬頭広重美術館。

朝1番に到着しました。

広大な敷地と借景の山、

そして建物を覆うルーバーに朝陽が降り注ぐ風景はとても印象的です。

 

素材にもこだわっており、外部を覆うルーバーは地元産の八溝杉、

内部の床材は芦野石、壁には鳥山和紙と地元の素材がふんだんに使用されています。

ルーバーからこぼれる自然の光、和紙からこぼれるやわらかな光、

そしてこの地の素材で包まれた浮世絵は

まさにこの地にこの建築、展示の浮世絵を引き立たせる建築だと感じさせられる

とても勉強になる建築でした。

 

シンガポール建築(3)

学生の建築旅行とは違って、ディテール部分が気になってしまいます(笑)

天井照明も一手間加え、器具が見えないよう工夫してえいたり、機械の点検口がわからないように納められていたり・・・・普段の設計活動にも活かしていければと思いました。

 

もちろん、建築だけでなくホーカーズ(屋台村)にも寄り、地元の料理&お酒も堪能。

地ビールのタイガー、ラッフルズ、バロンで宴会も。バロンのエクストラはアルコール度11.8%。なかなか飲み慣れない味でした(笑)

2日間での総歩行距離約5万歩。距離にして約40km。

十分すぎるほど頭と体を動かした、充実した2日間でした。

 (written by : T.Adachi)

シンガポール建築(2)

2/3(日) 2日目

自由行動。シンガポール中心街を各自が自由に探訪。

ラサール・アート・カレッジ → マリーナ・ベイ・サンズ → アート・サイエンス・ミュージアム → ガーデン・バイ・ザ・ベイ → パークロイヤル・オン・ピッカリング などなど

 

大きな外観に何本もの亀裂が入ったようなデザイン。内部は・・・

内部こんな総ガラス張りの斬新なもの。中と外の印象がまったく異なる印象的な建物でした。

シンガポールを代表する風景。曇り空が残念です・・・。

貝殻の形をした巨大な温室空間。放射状に延びる構造材によってのみ支持されていました。

 

 

等高線のような層が重なった外観をもつホテル。層の段差を利用して植栽が配されていました

(written by : T.Adachi)

シンガポール建築(1)

2/2~4まで社員旅行に行ってきました。

場所はシンガポール。東京23区程の広さがある国の建築を2日間で見てまわりました。

 

2/2(土) 初日

早朝、シンガポール チャンギ空港に到着。バスで中心街以外の建築を見てまわりました。

ビシャン公共図書館 → 南洋理工大学芸術部等 → インターレース(工事中) → リフレクションズ・アット・ケッペル・ベイ → ヘンダーソン・ウェーブ  などなど

 

カラーガラスが印象的で、開館前から行列ができる人気の公共図書館でした。

大きな積み木のような大規模集合住宅プロジェクト。内部がどうなっているのか気になります。

複雑な形態と共に屋上緑化・水盤が印象的な大学の施設。

 

建物が湾曲した集合住宅群。ガラスとアルミパネルがフラットに納められ、見る角度によって様々な表情をみせてくれます。

リフレクションズの敷地内にあった施設。銅板で屋根と外壁が一体的に仕上げら、出隅もキレイに納められていました。

 

 

うねる様なデザインの歩行者専用橋。デッキの固定方法にも一工夫されていました。

 (written by : T.Adachi)

有楽町のMUJIへ

東京駅から銀座のほうへ歩いていると、

とても大きなMUJIを発見。

 

 

 

 

 

 

店内に入るとその規模に驚きました。

 

カフェがあったり

ギャラリーがあったり

店内に家があったり

関西とは桁違いの規模でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

MUJIの人気の秘訣はなんといっても

日本人にあったモジュールだと思います。

いまや、MUJIが東京の住環境に与える

影響はとても大きいようです。

台湾建築(2)

次は台中へ。

高鐡 台中駅からバスで20分ほど移動すると台湾で最初の私立大学「東海大学」に到着。  お目当ては、アメリカの建築家Ieoh Ming Peiの代表作、 路思義教堂(The Luce Chapel,ザ‧ルーシー・チャペル)。柱を1本も使わず、屋根そのものが建築自体を支える構造で特異な形状をした建物。力強い壁と大きな開口とトップライトから降り注ぐ光で創られる空間は、荘厳で神聖な雰囲気が漂います。一般に公開されていて、運良ければ賛美歌が聞けたりするかもしれません。

 

 

夜は蒋介石総統が台中に来ると必ずここで食事をしていたというお店 “泌園春餐庁”へ。  小龍包や蝦蒸餃子は絶品でした。

(written by : H.Sekiguchi)